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八百柿 Yaokaki

柿山博史さん・夏美さん

新しい八百屋のスタイルで

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”地域密着商い”をモットーに人々の暮らしを支える「八百柿」は、新鳥町でなくてはならない存在。「八百柿」の文字がキリッと書かれた看板が、創業78年の歴史を感じさせます。

 

「砂利道を大八車で荷を運ぶじいちゃんの写真があります。家系図をちゃんと遡ると7〜8代目になるんじゃないかな」と語るのは3代目の柿山博史さん。柿山さんは”ここにしかない店”として次々に新しい八百屋の在り方を築き上げています。

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お店に入ってまず目に入るのは、スーパーではお目にかかることのない肥後野菜の数々。「飲食店で使っている材料を一般の人にも食べてもらいたいんです。新しい品種とか見たことのないものとか、自分自身がなんじゃこれ?というものを仕入れるようにしています」と柿山さん。一般的な八百屋と一線を画している、とことんこだわった品揃えと、会話をしながらの買い物に心が弾みます。

店先に並んでいる芋の芽の調理の仕方が分からず手に取って見ていると「昔はその日の献立を考えずに八百屋にきて、旬の物を買って行かれてたんですよ」と先代の正さん。思わず旬のものに出会い、教えられた調理方法で旬の食材を楽しむことができるのも八百柿ならではのことです。

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先代の正さん。野菜果物に対する知識と愛情に、八百屋さんとして人生を歩んでこられた歴史を感じる。

野菜ソムリエとしての使命

「手伝わないとお小遣いがもらえないからですね」。幼い頃から学校が休みの時には先代の正さんに早朝の市場に連れて行ってもらい、商いを手伝っていたと言います。正さんと一緒にお店をやるようになってからも、店構えや仕入れ先はずっと以前のまま受け継がれ、語らずとも正さんの仕事への尊敬の念を感じます

野菜をいかに美味しく食べられるかを教えたくて」と、13年前に野菜ソムリエマイスターとバーベキューインストラクターの資格を取得し、農協主催のバーベキューイベントなどではその知識を余すことなく伝えています。「野菜ソムリエになるためにまず学ぶのは”会話とコミュニケーション”なんです。ワインのソムリエと同じで、知識をどれだけ人に伝えられるかが大事で、その伝えることが自分の使命だと思っています」お得意さんである飲食店では、”野菜ソムリエさんが厳選した素材を使っています”と柿山さんの名前と顔写真が出ているそうです。

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野菜が好きな八百屋です

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明るく軽妙な接客で八百柿に華を添える夏美さん。

柿山さんに野菜や果物のことを尋ねると、その知識の豊富さに驚かされます。野菜への愛情が半端なく熱く、どの時期が美味しいのか、どうやって食べると一番美味しく食べられるのかを嬉々として伝えてくれます。また、お客さんが手に取った果物の熟れ具合をみて、黙って取り替えてくれたりする姿に商いに対する誠実さを感じます。

活動の場はお店にとどまらず、NHKの番組「クマロク」で、”田崎市場便り”の野菜担当として野菜果物を紹介したり、アウトドアのイベントでバーベキューインストラクターとして活躍するなど、八百屋さんの枠を大きく広げた中で私たちに地元の野菜果物の美味しさを伝えてくれています。

 

「今後は野菜のスムージーを作っていきたいです!」

八百屋さんが作る野菜スムージー、その組み合わせは無尽蔵。

柿山さんがこれから発信する新たな挑戦が待ち遠しいです。

​瑞々しい甘さに、しあわせ感がひろがります

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柑橘類の中でもピカイチの甘さを誇るデコポン。1972年に清美オレンジとポンカンの掛け合わせで生まれたデコポンは、この地の地名をとって「不知火」(しらぬひ)と名づけられました。その中でも糖度13度以上、酸味1%未満の厳しい基準をクリアしたもののみ、デコポンと名乗ることができます。

 

デコポンの魅力はなんといってもその甘さと瑞々しさ。ひとくち頬ばると香りと甘さが口いっぱいに広がり、思わず”うーん”とうなってしまいます。ぷくっとしたおでこの姿も可愛らしいです。デコポンは収穫された時期や木のなっている場所でも糖度に差が出るので、八百柿では毎回市場で試食して「これはうまい!」と納得したものだけをセレクトしています。

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八百柿

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新鳥町(しんとりまち)は、その昔、鳥類をあつかう商家が並んでいたことから名付けられました。城下町の名残りをとどめる古い町並みを、のんびりてくてく歩いて楽しんでください。

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